






「兄貴が、どうして・・・。写真を送ったのも、ジョンヒの猫を殺したのも・・・!?」
と言うムヨルに、
「俺の立場になってみれば、分かるはずだ。俺は国の代表選手にも選ばれ、ドラフト1位で指名されたが、お前は7位だったか?ケガをしたわけでもないのに34歳でチームを追い出された俺の立場になってみれば」
と、ドンスは答える。
「信じられるわけないだろ!」
と叫ぶムヨルに、
「そうだ、お前にとって俺はノーマークだったから、ここまでやれてきたんだ。俺のことを信じたまま、死んで行け」
と言って、ドンスはムヨルにバットを振りおろそうとする。
その時、信じられないスピードでウンジェがやってきて、ムヨルを救うが、ドンスに押さえつけられて首を絞められてしまい、それを見たムヨルは立ち上がってドンスに飛びかかり、
「なぜだ、なぜだ!」
と言いながらドンスを殴るが、
「それでも、兄貴じゃないんだろ・・・」
と言ってムヨルが泣き崩れると、キム室長や警察が現れ、ドンスは連行されていく。
警察でドンスはすべての罪を認め、犯行理由を聞かれると、
「嫉妬でしょ」
と答え、ドンスが警察に連行されたことを、スヨンは母親から聞かされる。
「ぜひ話したいことがあるんですけど。ちょっとだけでいいですので」
と言うが、家政婦は、ムヨルに確認もせず、
「誰にも会いたくないって言っているから」
と言って玄関のドアを閉めてしまい、ドア越しに部屋の中にいるムヨルに、
「ここにいるから、何かあったらいつでも呼んでちょうだい」
と言って、嬉しそうな表情を浮かべる。
「これ、プレゼントよ」
と言いながら、ジョンヒは自分が描いた絵をウンジェに渡し、愛情の印にウンジェを噛む。
そして、ウンジェが、
「ムヨルには、会って行かないの?」
と聞くと、ジョンヒは、
「あなたが行けばいいでしょ?会うのが嫌だと言われて、帰ってきちゃったの?心配なら会って、どうしたらいいか聞けばいいじゃないの」
と答え、ウンジェが、
「本当にひとりでいたいのかもしれないし、私のこと面倒だと思ったらどうしようって思うし」
と言うと、ジョンヒは、
「あなたは自分中心ね。ムヨルがどれだけ辛いのかよりも、自分の心が傷つくのを心配しているじゃないの」
と、ウンジェに語る。
暗い部屋の中にひとりたたずむムヨルに、
「いまあなたがどんな気持ちなのか、他の人は理解できなくても、私には分かるわ。だから、1人だなんて思わないで」
と家政婦が言うと、ムヨルは、
「ありがとう、おばさん」
と言い、家政婦は嬉しそうに家に帰って行くが、ムヨルの家に手袋を忘れる。
「何かしてあげたいけど、何をしたらいいか分からないから、静かにここにいるわ。面倒くさくなったら言ってね、帰るから」
と言って、ムヨルの横に座る。
するとムヨルは、ウンジェの肩に頭をのせて、
「遅いじゃないか、今頃来て」
と言い、ウンジェは、
「ありがとう」
と言うが、手袋を忘れたことに気付いた家政婦は、ムヨルの家に戻ってくる。


部屋の中でムヨルが話しているのを確認した家政婦は、家に帰って壁中に貼ってあるムヨルの写真をはがして取り乱すが、そこに突然ユニがやって来て、
「ムヨルのストーカーが捕まったそうですね。あなたがしゃべらなければ、私が警察に写真を持って行って話してもいいんですけど。こうする理由は何ですか?恨み?金?もしかして愛・・・」
と言って、少し笑う。
「分かったわ。すべて話すわ。話が長くなりそうだから、お茶を入れるわ」
と家政婦は言ってキッチンに行き、戸棚の中から何かのビンを取り出す。
そして、家政婦は、お茶を持ってきて、
「ムヨルに初めて会ったのは、あの子が高校2年の時。もうその頃から母親とは連絡を取っていなくて、父親には他の女がいて、ムヨルは大学に入って独立したんだけど、その時から私はムヨルの唯一の家族になったの。それからある日あの子が熱を出してトイレにも行けない時、私は分かったの。あの子には私が必要で、私にもあの子が必要だと。それがなぜ愛じゃないっていうの?」
と語るが、お茶を飲んだ後ユニは突然倒れ、家政婦はユニを部屋に引きずって行く。
その頃ムヨルは、ウンジェに、
「俺が野球をやめたら兄貴はどうするんだ?と聞いた時・・・兄貴が犯人であるわけがない。兄貴の無実を証明するためには・・・真犯人を探せばいいんだ。そうだ、ユニだ!犯人はユニの周囲にいるはずだとキム室長が言っていたから、そこから調べればいい」
と言い電話をかけるが、身動きのとれないユニは、電話に出られない。
★15話・予告編★
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